君がいた陽だまり。

傍にいられることの大切さを知ったのは
君がいなくなってからだった。


好きでいることに理由が必要だというのならば
それはきっと、貴方だからだよ。


ずっと一緒なんてありえなくても、
せめて今だけは君と。


手を伸ばして掴んだものは何も無かった。


思い出に縋りついて泣いている僕。


暗闇の中に恐怖と歓喜を見出した。


明日はきっとどんな時でも来るけれど、
明けない夜はあるかもしれない。


僕の本心の言葉はきっと、綺麗事と呼ばれるもの。


知らないでいられる幸せ、知ることのできない恐怖。


この空に果てがあるとしたら、
きっとこの愛にも果てがあるね。


変わらない愛なんて、ないのかな？


好きです、好きです、大好きです。
想うだけで伝えない恋心。


未知が恐怖だと言うのならば、
ヒトの人生には恐怖しかないじゃないか。



それでも僕は、君が好きです。

悲しみに溺れるなと

悲しみを乗り越えて幸せになれと

人は言うけれど


ねぇ、幸せを求めなきゃダメなの？

悲しみのままじゃいけないの？


幸せが「幸せ」だなんて、誰が決めたの？


人の言う幸せが悲しみで、
人の言う悲しみが幸せだったのに

くるくる回れ
紐につられながら

ゆらゆら揺れろ
風に紐が靡いて


哀しい踊りをしよう
紐に吊られながら

君を想おう
身体を下に伸ばしながら


笑って、踊ろう
君を想って、踊ろう

涙と血を流しながら。


そして紐は切れ身体は床へと投げ出される。

血と涙で濡れ、汚れた床に。

きっと隠れているつもりなんだろうけど、
顔が丸見えじゃないか。

ほら、こっちにおいで。
大丈夫だから、ね？